こんにちは、たけしGXです。
さて今回の記事はクロマチックハーモニカ「SCX-48」のスライドバネ交換の方法を紹介しようと思います。
自分で交換できるのか不安でしたが、やってみたら簡単でした。
これならバネ交換をわざわざ業者に依頼するのはナンセンスだなと筆者個人の感想ですがそう思いました。
自分でできることはなるべく自分でやりたいものですね。
その方が費用もかからず、スグに解決できて演奏できない期間が短くなります。
という事で、「バネが劣化して交換したいよ!」という方は参考にしてみて下さい。
「SCX-48」スライドバネの交換方法
筆者が愛用しているスズキ社製のクロマチックハーモニカ「SCX-48」でのスライドバネ交換時の記録です。
他社製品や同社の他機種の製品では異なっている可能性がありますのでご留意下さい。
必要な物
ドライバー
ハーモニカを分解するのに必要です。
小さめのプラスドライバーをご用意下さい。
ペンチ
バネの取り付け、取り外し時に使用しました。
取り付け時には力がいるためピンセットでは不適です。
①マウスピースを外す
まずマウスピース部分のネジ(写真の赤丸部分)を外します。
小さいネジとシリコンゴムが付いているので無くさないように注意です。
写真右側にちょこんと見えるのがスライドバネです。
②カバーを外す
さらに本体上下を覆っているカバーを外します。
③リードプレートを外す
ネジを外してリードプレートを外します。
ネジ交換だけなら上側のリードプレートだけ取り外せばいいんですが、上下セットでネジ止めされているので両方外れてしまいます。
「あれっ!どっちが上だっけ?」
という事にならないように、上下に並べて置いておくなど分かり易くしておくのをオススメします。
↑写真赤丸部分にバネがついています。
④スライドバネを交換する
バネを外すのは簡単でしたが、はめるのに手こずりました。
コツとしては最初は深めにはめ込んで、ペンチで引き上げてバネのリング状になっている部分をハメるという方法で上手くいきました。
↑こんな感じです。わかって貰えますかね?
⑤元に戻す
スライドバネを交換したら後は元通りに戻すだけですが、少し気を付けるべきポイントがありますので記載しておきます。
リードプレートのネジ締め時の注意点
リードプレートはしっかりとネジ締めして空気漏れを防ぐ必要があります。
その為に少し丁寧にネジ締めしていきます。
とは言え難しいことではないので安心して下さい。
- 左右の端から仮締めしていく
まず左右の一番端からネジを締めていきます。
この時はまだ緩めに締めます。 - 続いて真ん中も締める
そして真ん中の当りのネジを締めます。
これもまた緩めです。
これで位置が決まりますので、ズレがないか確認します。 - その他のネジも仮締めする
残ったネジを仮締めします。 - 仕上げ
順番に少しずつ増し締めしていき仕上げます。
一つのネジを一気に締めるのでは無く、「少し締めたら次のネジへ」という感じで徐々に徐々に締め上げていきます。
こうする事で歪み無くリードプレートを取り付ける事ができます。
マウスピース取り付け時の注意点
スライドレバーにはバネが入る穴があり、マウスピースには溝があります。
そこにバネを入れないとネジ締めできません。
くれぐれも強引に取り付けようとしないようにご留意下さい。
まとめ
クロマチックハーモニカ「SCX-48」のスライドバネ交換は一度やり方を覚えてしまえば簡単にできます。
最初は分解するのが怖いとは思いますが、開けてビックリ!シンプルな作りなので元に戻せないという事はそうそう無いと思います。
(小さいネジなどを無くす危険性はありますが…)
自分で交換できれば、スライドバネさえ準備しておけばいつ不調になってもスグに直せます。
予備のハーモニカを持っていない筆者にとってはこれは重要なことです。
もしもバネの不調でお悩みの方がいらしたらバネ交換に一度挑戦してみてはどうでしょうか?
以上です。参考になれば幸いです。
読んでくれてありがとうございました。
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