無料でこのレベル!「大府みどり公園野外クラシックコンサート」は最高だった!

大府みどり公園
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こんにちは、たけしGXです。

筆者は独学でクロマチックハーモニカの演奏を楽しんでいますが常日頃から、

ああ、生のクロマチック奏者の演奏を聴いてみたいなあ。

と思っていました。

そんな時に、

クロマチックハーモニカ奏者の山下玲さんが愛知県大府市でライブをする!

という情報をキャッチしました。

それも無料で!

これは行くっきゃない!

という事で「大府みどり公園 野外クラシックコンサート」に行ってきました。

お目当てはもちろん山下玲さんですが、その他にも素敵なアーティストに出会い、大変有意義な時間を過ごせました。

とても素敵なイベントだったので、どんな感じだったのかお伝えしたいと思います。

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無料でこのレベル!「大府みどり公園野外クラシックコンサート」は最高だった!

大府みどり公園 野外クラシックコンサートとは?

概要

スズキバイオリンの本社がある愛知県大府市で開催されたクラシックコンサートです。

大府みどり公園 野外クラシックコンサート
開催日:2022年10月23日
時間:12:00~18:30

略して「オブクラ」です。

大府市全体で音楽を応援している。そんな雰囲気を何となく感じられました。

「音楽の街」

いいですね。老後は移住するのもいいかも知れません。

出演アーティスト

  • 鈴木バイオリンカルテット
  • 水野紗希 and 山下俊輔スペシャルバンド
  • TACHILDREN
  • フイ・フラ・オ・レイアロハ名古屋スタジオ レイ・ミリミリ
  • 小池美奈
  • 蛭牟田実里 山下俊輔
  • コキリカ家’
  • Luminous
  • 山下伶&スペシャルバンド
  • 水野紗希&スペシャルバンド

大府みどり公園_野外クラシックコンサート_出演アーティスト

前後駅から歩いて20分

車で行ってもいいけど天気も良いことだし、ここは電車で行ってみよう。

という事で名鉄電車で前後駅へ。

久しぶりに電車に乗ったな〜。

駅から20分ぐらい歩く事になったけどたまにはいいですね。

大府市は緑が多くて癒やされるな〜とか思いながらテクテクと歩き、大府みどり公園まで無事到着。

会場はこんな感じ

大府みどり公園_野外クラシックコンサート_会場

↑モザイクかけちゃって解らなくなってますが、椅子が置いてあります。屋根が無いので日が当たり少し暑かったです。

キッチンカーもあったよ

大府みどり公園_野外クラシックコンサート_キッチンカー

↑キッチンカーも来て楽し気な雰囲気。定番の「焼きそば」や「フルーツサンド」など色々ありました!
ちなみに私はカキ氷(夏ミカン味)を食べました。

やはり生のコンサートは音が違う

ライブ配信で観るよりも、やはり実際に会場に行って聴く方が格段にいいです。

何と言っても音圧が違う!

大音量で音を浴びるのは気分が高揚します。

さらに野外の開放感も相まって最高に気持ち良かったです。

何コレ!レベル高くない?

無料のコンサートなので、失礼ながら正直あまり期待していませんでした。

ですが、そんな思いは簡単に裏切られました。

えっ!何コレ、レベル高くない!?

  • ヴァイオリンやクラシックギターなどのアコースティックな楽器の繊細な音色を損なうことのない音響設備。
  • 演奏者のレベルが高く音の強弱やビブラートによる感情表現の妙が素晴らしい。
  • ベテラン感漂うMC。
  • アーティスト間の繋ぎもスムーズで待ちの時間が少ない。

紛れもないプロの仕事ぶりです。

アマチュアバンドにありがちなグダグダ感は一切感じられませんでした。

素晴らしい演奏に感動して何度も背筋がゾクゾクさせられました。

コレは無料コンサートのレベルじゃないぞ!

そう感じた私は密かに興奮してしまいました。

これはまるでフェスだ!

フジロック
オブクラ

なるほどオブクラはクラシックのフェスなのか!

規模は違えどフジロックのような雰囲気を感じました。

  • ずっと座って聴いていなくてもいい。
  • 芝生に寝っ転がって聴いてもいい。
  • 子供を公園で遊ばせながら聴いてもいい。
  • カジュアルにクラシック音楽に触れる事ができる。

そんな素敵なコンサートでした!

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凄いアーティスト発見!「コキリカ家’」

お目当ては山下伶さんだったので、失礼ながら他のアーティストさんには正直期待はしていませんでした。

が、しかし嬉しい誤算がありました。

それは「コキリカ家’(け)」さんとの出会いでした。

コキリカ家’さんはヴァイオリンとピアノのデュオで、なんでも名古屋市の菊里高校 音楽科での先輩後輩の2人だそうです。

このお2人が対称的で、

威風堂々の小寺里枝さん(ヴァイオリン)
自己陶酔型な演奏スタイルの丸木美花さん(ピアノ)

といった感じなんですが、これがまたバツグンに相性がいい!

きっとこの2人だから出せる化学反応なんでしょうね。

聴いていてとても心地いい。ずっと聴いていたくなる演奏でした。

もうね、一発でファンになりました。

こんなアーティストに出会えて良かった。

これだけでもここに来たかいがありました。

「ワイルドスタリオンズ」、「チャルダッシュ」など圧巻の演奏で魅了されました。

満を持して山下玲さん登場

大府みどり公園_野外クラシックコンサート_山下伶

コンサート後半でようやく山下伶さんが登場しました。

待ってました!

開幕はスティービーワンダーの「sir duke」で掴みはオッケー!

今まではクラシック中心だったので、明らかに空気が変わった感じがしました。

そしてリトルマーメイドメドレーへと続き畳み掛けます。

誰もがどこかで聴いた事があるだろう名曲はやはり有利ですね。

思惑通りバッチリ心を掴まれました。

そして「ムーンリバー」でジャジーな大人な時間へ誘う。

とても気持ちいい。

ちょうど日が暮れてきて、曲の雰囲気とバッチリマッチ!

まさか、ここまで計算済み?

だとしたら凄すぎです。

そして、ヴァイオリンの「水野紗希」さん、クラシックギターの「山下俊輔」さんが加わり、リチャードガリアーノの「Tango pour Claude」で情熱的な演奏を聴かせてくれました。
(ヴァイオリンとギターの音量が小さくてあまり聞こえなかったのが少し惜しかったですが。)

山下伶さんがクロマチックハーモニカを始めるきっかけになったという映画音楽「ひまわり」はなるほど名曲です。これは映画も要チェックですな。

そして最後の曲「エルクンバンチェロ」では高速なフレーズで超絶技巧を魅せてくれました。

山下伶さんのコンサートを観て思った事や学んだ事

クロマチックハーモニカの演奏を生のコンサートで聴くのは初めてだったので、色々と感じた事や、得た事がありました。

以下、クロマチックハーモニカ奏者としての視点での感想になりますのでご了承下さい。

ハーモニカは音抜けが良い

ハーモニカはマイクを使えばバンドサウンドにも埋もれる事無く、メインを張れる楽器なんだなと再確認しました。

どちらかというと金属的で高音の抜けがいい楽器なので音量の問題さえクリアできれば埋もれないという事ですね。

ハンドビブラートは使わない?

マイクを使っているからだと思いますが、ハンドビブラートは使わないという事に気が付きました。

という事はマイクを使う事を想定するならば、スロートビブラートやタングビブラートも要練習だということになります。

正確無比な演奏

山下伶さんの演奏は当たり前のようにミストーンなど無く、出したい音だけを正確にクリアに鳴らしていました。

当たり前のようだけど今の私には難しいレベルです。

どうしても雑音が入ってしまう。

単純に基礎ができていないだけなのは明確なので、練習あるのみです。

やはりハーモニカは歌える楽器だと再確認

私がクロマチックハーモニカを演奏していてかねてから感じている事、

ハーモニカの演奏は歌う事に近い感覚がある

という事を改めて再確認しました。

山下伶さんの演奏はもう完全に歌ってました。

ここまでの表現力を出せるのは流石プロです。

16穴にするべきか

私が使用しているのは12穴なので低音が足りない場合があります。

山下伶さんの演奏を聴いて、野太い低音域の音も魅力的だなと感じました。

最初から16穴にしておけばよかったかな?と少し後悔しております。

というか買っちゃおうかな?

いや、多分買うだろうな。

えっ!ハーモニカでもこんなに強弱つけられるの?

コンサートの映像をビデオに収めて、自宅で観ていたら妻がこんな事を言いました。

えっ!ハーモニカでもこんなに強弱つけられるの?

何を言っているんだ当たり前じゃないか?と一瞬思いましたが、なるほど世間一般でのハーモニカのイメージは子供の頃に淡々と吹いたハーモニカのイメージのままなんだろうな。

そう気付かされました。

誰もが知っている楽器なのに、深く知っている人はそう多くはないという不遇な楽器ハーモニカ

何ででしょう?

もっとみんなハーモニカやったらいいのに。

まとめ(山下伶さんのコンサートを観て思った事について)

山下伶さんは紛れもなくトップレベルのクロマチックハーモニカ奏者です

まあ、そんな事は私が言うまでも無いのですが…

でも、そう感じたので素直にそう述べさせていただきました。

私なんぞ足元に及ばないレベルなので、

こんなレベルになるまでに一体どれ程の修練が必要なのだろうか?

と一瞬心が折れそうになりましたが、

「いや、いますぐこんなレベルに達する必要は無い。というかそんな事は絶対に無理。なので、自分のペースで楽しみながら上達していけばいい。」

と思い直し、挫折への窮地は救われました。

それ程のレベル差を感じさせられる演奏だったのです。

正確な演奏なのはモチロンのことですが、それとは別に表現力が凄かった!

特に、小さい音から大きい音へビブラートをかけながらクレッシェンドしていく時に何度も背筋がゾクゾクさせられました。

感情を込めて演奏する。

大事ですね。

時折アクセントとして使われる、ヴァイオリンでいう重音奏法のような複数の音を同時にならす奏法。

こんなテクニックもあるんですね。

まだまだ学ぶ事は多い。

しかし、レベルの差はそのまま伸びしろだと考えて、これからも日々精進していきます。

まとめ(オブクラ全体について)

なんでも「オブクラ」は今回が初開催だそうで、記念すべき1回目に立ち会えた事は光栄に思います。

クラシックコンサートというと堅苦しいイメージがありますが、こんなにカジュアルに楽しめるのは画期的だと思います。

次回も開催されるかまだ解りませんが、もし開催されたら今度は家族と一緒に是非楽しみたいです。

正直クラシックは退屈だと敬遠していたところがありますが、ほんの少しだけクラシックの魅力が解った気がします。

ヴァイオリンなどの繊細な楽器は奏者の個性を忠実に伝えてくれます。

例えば同じ楽曲でも奏者によって無数のアプローチの仕方があり、それが心を打つ感動的な演奏に繋がります。

楽器の演奏は感情表現が大事なんだなと実感しました。

本当に得る物が多く、いい経験ができました。

知らなかった名曲「ワイルドスタリオンズ」、「チャルダッシュ」とも出会えたのもよかった。

もの凄くカッコイイ曲なので、まだ聴いた事のない方は是非チェックしてみて下さい。

最後に出演者の皆様や、運営スタッフの皆様お疲れ様でした。

次回の開催も楽しみにしています。(絶対にやって欲しいです。)

長々と書きましたが結局何が言いたいかと言いますと、

「オブクラ最高!次回開催する時は絶対みんな観にきた方がいいよ!」

という事です。

以上。読んでくれてありがとうございました。

 

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